腰の重さと姿勢

腰痛の方へ

つなぎでは不調を揉みほぐすだけではなく、不調がおこっている原因を追究し調整します。

腰の不調の原因は筋肉の硬さ・関節の硬さ・体の使い方・日常生活の姿勢・精神的なストレス・暴飲暴食・・・・と幅広く影響します。

腰シリーズ第1弾として
腰の重さと姿勢についてご紹介します。

人間が地球上で生活しているかぎり全員に影響するのが重力です。
重力によって骨や筋肉で体を支えないと人間は倒れてしまい姿勢を保持することや動作が出来ません。

そのため、普段は意識していませんが立っている・座っている・動作をする時には常に姿勢を保持する筋肉が働いています。

すなわち、骨で体重を支えることが困難な状態・歪み等で荷重がかかる場所が変わる・体が硬くなり上手に重心移動や衝撃吸収が出来ないなど、体の状態が良くないと姿勢を保持するために筋肉が頑張って体を支えないといけなくなります。

大きく分けると姿勢を保持する筋肉と動作をする筋肉(関節を動かす筋肉)は違います。
また、脳から指令を伝えている神経も異なります。
姿勢保持には腹内側系や錐体外路と言われる神経経路、関節を動かす筋肉は背外側系や錐体路と言われる神経経路です。(どちらも協調的に働くのでどっちかだけという事ではありませんが)
その為、姿勢を良くしようと意識をしても気が付けば猫背になっていたりします。

また、姿勢を保持することに関節を動かす筋肉が多く使われても疲労や不調を感じやすくなりますし、関節を動かす筋肉を姿勢保持に使っていると関節を動かしにくく感じる事や、姿勢保持が上手くいかない場合があります。

姿勢は意識して背筋を伸ばすだけでは良くなりません。
余計な力を使わずに楽に姿勢を保持できる身体環境を整えましょう。

ただ痛い部位に注目するだけでなく痛みが出現する原因をみつけていく必要があります。
頑張りすぎの身体にさらに頑張らせるのではなく、余計な力を使わずに楽に生活する身体環境を整えましょう。

虫歯になる前に歯医者に行くように、悪化する前に予防的に身体の環境を整えて楽に日常を送りましょう。

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