野球部での栄養講演会

念願だった栄養講習会を開催しました。

トレーナーとして関わらせて頂いている高校の軟式野球部員と、保護者の方々に向けて管理栄養士と一緒に栄養についての講習会を行いました。

厚生労働省によると高校野球の選手の選手が1日で消費しているカロリーは約5000キロカロリー。

単純計算ではいかないものの5000キロカロリー以下の食事では、激しい練習をすればするだけ摂取カロリーよりも消費カロリーが多くなります。

もちろんカロリーだけの視点では語れない。
様々な栄養素をバランスよく摂取する必要があります。

技術向上や戦略面の向上に向けての基礎体力や専門体力を作るためには食事も関係してきます。

また、食事の質によっては内臓に負担がかかり、内臓-体性反射による筋肉の硬さを引き起こす場合があります。
すなわち食事によっても体が硬くなり怪我を起こす可能性があるということです。

※食事と筋肉の硬さの関係

自律神経には交感神経と副交感神経があります。

簡単に説明すると
交感神経  ・・・ 活動するための役割
     (精神的興奮・筋肉の収縮・消化抑制・血圧昇圧・・・・)
副交感神経 ・・・ 体や脳を休息させるための役割
  (リラックス・筋肉の活動抑制・消化促進・血圧降圧・・・)

どちらの働きも重要で日常生活は交感神経と副交感神経の切り替えが重要です。

その中でも今回は内臓との関連性についてお話しします。

上記で副交感神経の欄に消化促進とあるように食事で摂取した食べ物を消化する際は副交感神経が優位となります。
その為、食後すぐに運動を行うことや集中力を要することで交感神経を優位にすると消化不良を起こす可能性があります。
また、食べ過ぎた日の翌日などに腰痛や腰の重さを感じる方も多い様に、暴飲暴食をすると内臓に負担がかかります。
内臓に負担がかかると人間の身体は反射的に筋肉を固めます。
その様な状態が続くと常に腰回りの筋肉が過剰に働き重さや腰痛を感じる場合があります。

消化を助ける食事や酵素、食べるタイミング等もありますが、日常生活で食後はゆっくりする。暴飲暴食をしない、食べる内容に注意する(バランスよく食べる)。これだけでも内臓を休める事ができます。
また、自律神経は背骨に多数分布しています。
背骨をしっかり整えることで自律神経にも関係します。

このように、食事の量や質によっては選手の競技能力、怪我、体力、姿勢、歪みなどにも関係があります。

私たちの体は食べたもので構成されている。
競技力向上、怪我予防、練習をするための体力、トレーニングなどのベースは食事。
また姿勢調整やストレッチ、リラクゼーションなどにも関係していきます。

食の大切さを伝えるのもトレーナーの責任。
少しでも日常の食事に目向けるきっかけになれば

全身歪み調整&リラクゼーションつなぎ

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